鶴見済「0円で生きる」/資本主義経済への反抗という一面

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お金に依存するのはもう止めた! すべて無料で暮らすための「カネ無し生活」マニュアル。たとえ失業したって怖くない。対価なしに不要品を貰う、余っているものをシェアする、まだ使えるものを拾う、元手ゼロで稼ぐ、無料の公共サービスを利用する、自分で栽培した作物を食すなど、収入が激減しても豊かに暮らしていけるノウハウが満載。お金のかからない生活を実践する著者が、新しい「幸福の形」を教えます。

p18
無料で物を買う簡単な方法は、まず不用品の放出サイトを利用することだ。<ジモティー>はそのなかでも最も利用者が多く、地元での出品も豊富なので手渡してで受け取りやすいのがいい。そももそも不用品をわざわざお金をかけて遠くに送るのは無駄が多い。

作者の鶴見さんによると、上記のジモティーの他に0円ショップ、くるくるひろばなどがあるとのこと。粗大ごみを処分するにはお金がかかるから誰かに引き取ってもらいたいという人は割と多いそう。ゴミとなるものを再利用するのはエコですね。

p28
クラウドファンディングで集める
こうしたカンパをインターネット上でシステム化したのがクラウドファンディングだ。投資だ購入だと、ビジネスよりの解釈をされがちだが、少なくともリターンというお礼の特典が貰えるよく知られた形のもの(「購入型」と呼ばれる)は、普通に見ればカンパであり贈与だ。

資金がなくてできなかったこともできる時代になっています。面白い企画があるのならクラウドファンディングを頼れば支援してもらえるかもしれません。クラウドファンディングを募集するサイトはネットで検索してみればすぐに見つかります。

p44
シェアハウスが流行し、自動車会社自身がカーシェアを進め、<airbnb>(エアビーアンドビー)をはじめとするシェア仲介サイトが話題になり、政府でさえシェアリング・エコノミーの推進を掲げているのだ。

仲介業者を通して物の貸し借りや共有を行うとお金がかかりますが、個人間で貸し借りを行えばお金はいりません。通貨としてのお金が出回る前は物の貸し借りは普通でした。物を借りることに抵抗がある人もきちんと借りを返すことを意識すれば抵抗感も薄れるのではないでしょうか。

p77
では、どんな食べ物のゴミが拾いやすいのだろうか? パンの耳やおからはサンドイッチや豆腐を作るうえでどうしても出てしまうものなので、拾う、あるいは貰うにはうってつけだ。

ゴミが出される時間帯や場所を覚えておくことで効率良くゴミを拾うことができます。ゴミあさりは犯罪行為というイメージもありますが、専門用語で保護法益が低いと言って持ち去りを刑事犯として扱うことはできないそうです。

p162
貧しい者が行政のサービスを利用するのは、社会の格差解消を進めることにもつながるのだ。我々がこれをもっと利用することで、さらに予算が増え、格差も小さくなるはずだ。

行政のサービスというと生活保護や失業保険といったものがイメージされますが、図書館なども行政が行っているサービスの一つです。そのほか、公園や霊園、国立大学のキャンパス、公民館、職業訓練などもあります。

p174
地方で暮らしたい、地方の活性化に貢献したい人に人気の制度が<地域おこし協力隊>だ。
過疎化や高齢化が進む地方の市町村による隊員募集に応じて地域おこしの仕事に就き、年収二〇〇万円程度の報酬が貰える。

知らない人が多いでしょうが、地方で暮らす場合は国からお金を援助してもらうことができます。興味がある人はホームページで詳しいことを調べるといいでしょう。人口が東京に集中しすぎている問題についてもこの制度が広まれば少しは対策になりそうです。

p176
ネットで「無料相談 〇〇」と検索してみれば、行政のもの、民間のものも含めて驚くほどたくさんの相談窓口があることがわかる。役所も実に多くの相談窓口を作っているので、利用した方がいい。

生きていると専門家に相談したいことというのが出てくるでしょう。特に多いのが法律に関する相談ですが、弁護士の相談料が高くて結局うやむやにしてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。実は法律相談も無料で行うことができます。

p184
自分で野菜の種を蒔き、育ててそれを食べていると、自分で作っているのに何かを無料で貰っていると感じる。

ネギ、シソ、ニラ、とうがらし、ミツバ、山椒、ミョウガ、にんにくなどは初心者でも育てやすいのでオススメとのこと。野菜を育てることに興味があるが場所がない人は市区町村の市民農園を借りるという手段もあります。

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完全自殺マニュアルで有名な鶴見済さんの本です。お金を使わずに生きようとすると物の貸し借りや行政の制度を利用することになり、自然と人間関係が濃くなります。人付き合いが苦手な人にはこの本に書かれていることを実行はしにくいですが、実行するしないに関係なく娯楽として読むのもいいのではないでしょうか。

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